トータル・リターン戦略とは?

債券ポートフォリオは利回り(インカム)水準のみに注目しがちですが、インカムは債券ポートフォリオから得られるリターンの一部に過ぎません。インカムに加え、債券は値上がり益(キャピタルゲイン)も提供する可能性があります。利子収入(インカムゲイン)とキャピタルゲインの両方から算出されるリターンは、トータル・リターンと呼ばれます。PIMCOのトータル・リターン戦略は、ボラティリティ(価格の変動幅)をインデックス並みにコントロールしながら、キャピタルゲインとインカムゲインで構成されるトータル・リターンの最大化を目指す、中核となり得る債券運用戦略であるといえます。PIMCOでは、セクター配分戦略、イールドカーブ戦略、デュレーション戦略を含む多様に分散された戦略を実施するべく債券市場の多様なセクターを活用します。デュレーションは、広範な債券市場をカバーしたインデックスのデュレーションと比較しても適度な範囲(3年から6年程度)で調整されます。

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過去の実績は将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。本資料には、本資料作成時点でのPIMCOの見解が含まれており、その予告なしに変更される場合があります。本資料は情報提供を目的として配布されるものであり、投資助言や特定の証券、戦略、もしくは投資商品の推奨を目的としたものではありません。

全ての投資にはリスクが伴い、価値は下落する場合があります。債券市場への投資は市場、金利、発行者、信用、インフレなどに関するリスクを伴うことがあります。PIMCOの戦略はデリバティブ商品を利用しており、デリバティブ商品を利用することにより、コストが発生する可能性があり、また流動性リスク、金利リスク、市場リスク、信用リスク、経営リスク、そして最も有利な時点でポジションを清算できないリスクなどが発生する可能性もあります。デリバティブ商品への投資により、投資元本以上の損失を蒙る可能性もあります。特定の証券や種類の証券の信用格付により、ポートフォリオ全体の安定性や安全性が確保されるわけではありません。本資料で紹介した投資戦略が、あらゆる市場環境においても有効であるという保証はありません。投資家は、自らの長期的な投資能力、特に市場が悪化した局面における投資能力を評価する必要があります。分散投資は損失の完全な回避を保証するものではありません。

ブルームバーグ・バークレイズ米国総合インデックスはSECに登録されたドル建て課税証券を代表するインデックスです。このインデックスは米国の投資適格固定利付債市場を網羅し、政府債、社債、モーゲージ・パススルー証券、資産担保証券といったインデックス・コンポーネントに分かれています。こうした主要セクターはさらに細分化されたサブ・インデックスに分けられ、それぞれのサブ・インデックスの値が定期的に算出され、発表されています。インデックスに直接投資することはできません。