経済・マーケット関連

アジアトレードフロアより2019年第3四半期アップデート

ポートフォリオ・マネージャーのスティーブン・チャンが、PIMCOが考える最近のアジア・クレジット市場の展望と投資機会についてお話します。

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7月に利下げが見込まれるFRBや ECB他各国の中央銀行もハト派寄りであり、債券にとっては好環境です。特に欧州や日本では、マイナス利回りの債券が益々増え、インカムを求める動きにアジアの債券は、年初来好調なリターンとなっています。FRBの動きはアジアの中央銀行にも影響を与え、特にアジアの現地通貨建て債券には好環境となるでしょう。

クレジット市場は今後の低成長に注意する必要があり、特に高レバレッジの発行体による事故は避けるべきでしょう。アジアのハイイールド債のスプレッドは、米国に比べ依然として魅力的で、需要が堅調で発行待ちの銘柄も多い起債市場では、アクティブな入替えによる投資機会が数多くみられます。

PIMCOでは中国クレジット市場の最近の変化を注視しています。5月にある銀行が実質国有された直後には、暗黙の預金保証に対する懸念から短期市場金利が上昇しました。また、インターバンク市場は、一部の預金元本カットを受けて動揺しました。小規模な銀行やノンバンクはバランスシート上、貸し出し抑制か資本注入の必要に迫られる恐れがあります。CDは金利コスト上昇によって発行が減っています。大手国有銀行と中小金融機関とのスプレッド拡大は顕著で、シャドーバンキングにも悪影響が出るでしょう。今年前半の国内市場のデフォルト額は落ち着いているものの、デフォルト率は上昇しつつあり、 年後半は更に悪化するとみています。個別企業の業績や財務内容の他に、信託やシャドーバンキングに過度に依存する、一部の企業の資金調達への影響も考慮します。

このような状況下での投資機会としては、まず、緩和的FRBと安定した新興国市場を背景とした現地通貨建てのキャリートレードがあげられます。インドネシアなど高利回り新興国通貨バスケットの、ロングポジションも期待できます。また中国では市場の緩和、さらにインデックス組入れによる、資金流入も引き続き見込まれ、国際投資家にとって、拡大が見込める市場です。議論の余地はあるものの、出遅れ感のあるマレーシアは、この傾向が続けば今後期待できるでしょう。

ご留意事項



2019年7月16日撮影

過去の実績は将来の運用成果を保証するものでも依拠可能な形で示唆するものでもありません。本資料の予想や予測はあくまで将来の予測に過ぎず、実際の結果はこれらの予測と大きく異なる場合があります。

本ビデオはPIMCO Asia Limited により香港で発行されたものですが、香港の証券先物委員会によるレビューを経たものではありません。本ビデオはPIMCO Asia Pte Limited によりシンガポールで発行されたものですが、シンガポール金融管理庁によるレビューを経たものではありません。

全ての投資にはリスクが伴い、価値は下落する場合があります。外貨建てあるいは外国籍の証券への投資には投資対象国の通貨価値の変動や経済及び政治情勢に起因するリスクを伴うことがあり、新興成長市場への投資ではかかるリスクが増大することがあります。債券市場への投資は市場、金利、発行体、信用、インフレ、流動性などに関するリスクを伴うことがありますほぼ全ての債券及び債券戦略の価値は金利変動の影響を受けます。デュレーションの長い債券及び債券戦略は、より短い債券及び債券戦略と比べて金利感応度と価格変動性が高い傾向にあります。一般に債券価格は金利が上昇すると下落し、現在のような低金利環境ではリスクが高まります。債券取引におけるカウンターパーティーの取引能力の低下が市場流動性の低下や価格変動制の上昇をもたらす可能性があります。債券への投資では換金時に当初元本を上回ることも下回ることもあります。モーゲージ担保証券と資産担保証券は金利水準に対する感応度が高い場合があり、期限前償還リスクを伴い、また、発行体の信用力に対する市場の認識に応じてその価格は変動する可能性があります。また、一般的には政府または民間保証機関による何らかの保証が付されていますが、民間保証機関が債務を履行する保証はありません。高利回りで低格付けの証券はより高格付けの証券よりも高いリスクを伴います。また、それらへ投資しているポートフォリオは投資していないポートフォリオに比べてより高いクレジット・リスクと流動性リスクを伴う場合があります。株式の価値は一般的な市場、経済、産業の実体と見込み両方の状況によって減少する可能性があります。デリバティブ商品とモーゲージ関連商品を利用することにより、コストが発生する可能性があり、さらに流動性リスク、金利リスク、市場リスク、信用リスク、経営リスク、そして最も有利な時点でポジションを清算できないリスクなどが発生する可能性もあります。デリバティブ商品への投資により、投資元本以上の損失を被る可能性もあります。

金融市場動向やポートフォリオ戦略に関する説明は現在の市場環境に基づくものであり、市場環境は変化します。本ビデオで言及した投資戦略が、あらゆる市場環境においても有効である、またはあらゆる投資家に適するという保証はありません。投資家は、自らの長期的な投資能力、特に市場が悪化した局面における投資能力を評価する必要があります。投資判断にあたっては、必要に応じて投資の専門家にご相談ください。

本資料には、本資料作成時点でのPIMCOの見解が含まれていますが、その見解は予告なしに変更される場合があります。本資料は情報提供を目的として配布されるものであり、投資助言や特定の証券、戦略、もしくは投資商品の推奨を目的としたものではありません。本資料に記載されている情報は、信頼に足ると判断した情報源から得たものですが、その信頼性について保証するものではありません。

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運用を行う資産の評価額は、組入有価証券等の価格、デリバティブ取引等の価値、金融市場の相場や金利等の変動、及び組入有価証券の発行体の財務状況や信用力等の影響を受けて変動します。また、外貨建資産に投資する場合は為替変動による影響も受けます。したがって投資元本や一定の運用成果が保証されているものではなく、損失をこうむることがあります。運用によって生じた損益は、全て投資家の皆様に帰属します。弊社が行う金融商品取引業に関してお客様にご負担頂く手数料等には、弊社に対する報酬及び有価証券等の売買手数料や保管費用等の諸費用がありますが、それらの報酬及び諸費用の種類ごと及び合計の金額・上限額・計算方法は、投資戦略や運用の状況、期間、残高等により異なるため表示することができません。

本資料の一部、もしくは全部を書面による許可なくして転載、引用することを禁じます。本資料の著作権はPIMCOに帰属します。

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