自身が最善と考える戦略を、実際は実践していない 他のアジア太平洋諸国では、今後3カ月以内に 「ポートフォリオを大きくリバランス/再配分する可能性がある」と 回答した人が増えているのに対し、「見直す可 能性が非常に高い」、または「見直す可能性がある程度高い」と答 えた日本の割合は、過去3回の調査とも28%で変わっていません。 しかしながら、不透明感が強い時期における最善の戦略は何かと いう質問に対しては、過去3四半期、日本の回答者の3分の2近くが、 「リスクを削除し、現金を確保する」または「市場のタイミングをう かがう」、つまり何らかの行動を実践することが最善だと答えてい ます。にもかかわらず、大多数(72%)は一貫して「ポートフォリオを 見直す予定はない」と答えており、日本の投資家は一貫性が伴っ ていないことが明らかとなりました。これは認知バイアスや感情バ イアスに関連した意志と行動のギャップが存在するためと考えら れます。 日本の投資家は相対的に長期投資志向 平均を上回るリターンを確保するため、投資資産を一定期間売却せずに継続して投資をしても良いと考える期間について尋ねたところ、日本の投資家の反応は、他のアジア太平洋地域とは異なっていました。短期(3カ月ないし6カ月)と答えた割合は他の地域より低く、2年と答えた割合は他の地域と同程度、7年と答えた割合は他の地域を上回っています。普通に考えれば、保有する資産を7年間継続投資しても良いと思う回答者は、3カ月間投資しても良いと思う回答者よりは少ないはずです。実際に、日本以外の地域では、この通りの結果になっています。筆すべきことは、日本ではその逆であり、3カ月間投資しても良いと思う回答者より7年間、投資資産を継続投資しても良いと思う回答者の方が多い結果になりました。にもかかわらず、日本の投資家は自身のことを10年以上投資する長期投資家だと考える割合が半数未満(45%)となっており、認識のズレが生じていることも明らかとなりました。 最新の調査結果はこちら
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