「アセットマネジメント・ビジネス」という大きな可能性
皆さんがプロフェッショナルとしてキャリア形成を考える時、いくつかの視点があると思います。私自身は次のことを考えています。
一つ目はその産業の成長力です。成長力の強い産業では、企業や個人による実力がより発揮されやすくなります。二つ目はその産業の公共性です。他の人や社会の為になっていると実感できる仕事ならば、誇り を持って遂行できます。三つ目はビジネスモデルの妥当性です。ビジネスにおいては、常にその収益の正当性が問われます。四つ目は知的好奇心です。知的に面白い仕事ほど、やりがいや付加価値も見いだすことができるのではないでしょうか。
これらを「アセットマネジメント・ビジネス」に照らして考えてみたいと思います。
成長性
日本では、今後確実に進行する少子高齢化により、一般的には国内でのビジネス機会が少なくなることが予想される一方で、これまでの経済成長の成 果として築き上げられた個人の金融資産は、1,800兆円にも及びます。つまり、明確な成長産業が見いだし難い中においても、国民の資産を管理・運用する「アセットマネジメント・ビジネス」は今後益々脚光 を浴びる可能性が高いと思われます。日本でこの分野での法整備等が充実し、外資も含めた主なプレイヤーが出揃ってきたのは1990年の後半からであり、「アセットマネジメント・ビジネス」はまだまだ若くこれか らの産業であると言えます。
公共性
お客様の資産をお預かりしています。また、効率的な資産運用は適正な資本の再配分と同義ですから、日本の経済や社会の発展の為には欠かせないだけでなく、世界経済全体の発展にも貢献できる 、極めて公共性の高い産業と言えるのではないでしょうか。
ビジネスモデルの妥当性
「アセットマネジメント・ビジネス」では、サービスの対価としてサービス開始時ではなく、その後に報酬をいただきますが、このことが意味 することは重要です。つまり、お客様に継続的・長期的に満足していただけるサービスを提供することが、安定的な収入(運用報酬)につながります。会社とお客様の利益が同じ方向を向いている”Win-Win” な関係であり、極めて健全なビジネスモデルであると言えるでしょう。
知的好奇心
我々は、不確実な未来に向かって仕事をしています。グローバル化した経済や資本市場は密接に関連し合っており、考慮すべき要因はますま す増加しています。お客様の運用に対するニーズも年々変化しています。このような環境の中、PIMCOでは、お客様の期待以上のパフォーマンスやサービスを提供できるように日々知恵を巡らせています。知的 刺激に満ちたこの仕事には多くの仲間がやりがいを感じています。
以上の通り、「アセットマネジメント・ビジネス」は個人にも社会にも大きな意義のある、また、大きな可能性を秘めた産業であることは間違いないと思います。
PIMCOは、1971年の設立以来、長期的かつグローバルな運用の視点を持ち、最上質の運用サービスを提供し続けてきました。その実績により、金融機関、年金基金、個人投資家などさまざま なお客様から世界有数の資産運用会社として高い評価を頂いています。PIMCOグループの日本における拠点として、ピムコジャパンリミテッドは1997年に設立されました。ピムコジャパンは、業界のリーダーとし て日本の「アセットマネジメント・ビジネス」を牽引していきたいと考えています。