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さまざまな資産クラスと市場におけるキャリーとトレンドを分析

さまざまな資産クラスと市場におけるキャリーとトレンドを分析

投資家が資産運用において直観的に理解している基本的原則は2つあります。それは(1)トレンドに逆らってはいけないこと、そして(2)保有コストが高すぎる投資を行なってはいけないことです。しかし、この単純な原則は優れたリターンに実際に繋がるのでしょうか。このレポートでは、4つの資産クラス合計20市場と、1960年から2014年までの期間を対象とした実証的分析の結果を紹介します。この分析結果は、トレンドとキャリーを適切に捉えることができれば、絶対リターンでも、リスク調整後リターンでも、大幅に優れた結果が得られることを強く裏付けるものです。さらに、こうした結果は、1960年から1982年までの金利上昇局面を含め、サンプル全体で、意外なほど一貫して見ることができます。特に、キャリーは、ほぼ無条件でリターンを予測することができますが、キャリーとうまく組み合わせることができれば、トレンド・フォローの方が、はるかに良好な成果を残していることがわかりました。この単純な2スタイル・アプローチは、引き続き、優れた運用ポートフォリオを構築するための重要な知見になると確信しています。

Graham A. Rennison

クオンティテイティブ・ポートフォリオ運用グループ


グラハム・A・レニソン
シニア・バイス・プレジデント クオンティテイティブ・ポートフォリオ運用グループでマルチ・アセット・クラス・システマティック戦略を担当する。以前は、クライアント・アナリティクス・グループにて戦略的なアセットアロケーションを助言した。2011年にPIMCOへ入社する以前は、ニューヨークのバークレイズ・キャピタルにてディレクターおよびシステマティック戦略統括責任者を務めた。それ以前は、ロンドンのバークレイズ・キャピタルに3年、ニューヨークおよびロンドンのリーマン・ブラザーズに5年勤務し、クレジット市場のクオンティテイティブ戦略についての調査や出版を幅広く行った。Institutional Investor誌に債券のライジング・スター20人の一人として指名された。投資業務経験15年。 英ケンブリッジ大学より数学修士号および学士号を取得。