カリフォルニア州ニューポートビーチ（2021年3月3日）― 世界をリードする債券運用会社であるPIMCOは、米国防衛政策および国家安全保障問題の専門家であるミシェル・フロノイ氏をグローバル・アドバイザリー・ボード（GAB）のメンバーに迎えました。GABは、870名を超えるPIMCOのグローバル投資プロフェッショナルに対し、世界の政治経済情勢および戦略的な動向、そしてそれらが金融市場に与える影響について、知見を提供する役割を担います。

フロノイ氏はオバマ政権で国防次官・政策担当、クリントン政権で国防副次官補・戦略担当を歴任しました。現在は、アントニー・ブリンケン国務長官と共同設立したウエストエグゼク・アドバイザーズのマネージング・パートナーです。以前は、新アメリカ安全保障センター（CNAS）の共同設立者として最高経営責任者（CEO）を務めていました。フロノイ氏は国防次官・政策担当として、国家安全保障および防衛政策の策定、軍事計画および活動の監督、国家安全保障会議の審議における国防長官の主たるアドバイザーでした。また、世界各国・地域の防衛政策への関与では米国代表を務めました。

「フロノイ氏は米国の防衛政策や国家安全保障問題で豊富な経験を持っており、GABへの素晴らしい増強となるでしょう」と、PIMCOのCEOであるエマニュエル・ローマンは述べています。「地政学的な動きが主要国政府の政策や行動において果たす役割に関するフロノイ氏の見識や分析は、当社がお客様のためにそうした動きが資本市場に及ぼす潜在的な影響を評価する手助けとなるでしょう。」

「PIMCOの経済見通しは、地政学的イベントが市場に及ぼしかねない破壊的な影響を織り込んでいます。そして、そうしたイベントが国家安全保障および政策において持つ意味合いを評価するに当たってフロノイ氏が持つ専門知識は、当社が投資のリスクと機会を評価する上で重要なインプットとなるでしょう」と、PIMCOのグループ最高投資責任者（CIO）であるダン・アイバシンは述べています。

PIMCOのGABは、フロノイ氏の他に、元米連邦準備制度理事会（FRB）議長であり、GAB議長を務めるベン・バーナンキ氏、英国の元首相および元財務大臣のゴードン・ブラウン氏、シンガポール政府投資公社（GIC）の元グループ最高投資責任者（CIO）であるウン・コクソン氏、元米国大統領首席補佐官のジョシュア・ボルテン氏、前イングランド銀行総裁および元カナダ銀行総裁であり、現在は国連気候変動アクション・ファイナンス特使を務めるマーク・カーニー氏から構成されています。

職歴

ミシェル・フロノイ氏は、ウエストエグゼク・アドバイザーズの共同設立者およびマネージング・パートナーです。以前は、新アメリカ安全保障センター（CNAS）の共同設立者として最高経営責任者（CEO）を務めていました。CNASでは現在、理事会メンバーとなっています。2009～2012年には国防次官・政策担当を務めました。そして、国家安全保障および防衛政策の策定、軍事計画および活動の監督、国家安全保障会議の審議における国防長官の主たるアドバイザーでした。また、外国の防衛政策への関与では米国防省代表を数多く務めました。2007年には、強固かつ実利的で原則に基づいた国家安全保障政策の立案を専門とする、超党派のシンクタンクであるCNASを共同設立しました。そして、2009年までCNASの所長を務めたほか、2014年にCEOとしてCNASに復帰しました。2017年には、戦略助言会社であるウエストエグゼク・アドバイザーズを共同設立しました。クリントン政権では、国防主席副次官補・戦略および脅威削減担当、ならびに国防副次官補・戦略担当を務めました。フロノイ氏はまた、広範囲に及ぶ防衛および国家安全保障問題に関し、いくつかの本の編集を手掛けたほか、多くのレポートや記事を執筆しました。ハーバード大学で社会学学士号を、また、ニュートン・タトゥム奨学生だったオックスフォード大学ベリオール・カレッジで国際関係学修士号を取得しました。