債券の基礎

アセットアロケーション (資産配分)とは

セットアロケーション(資産配分)とは、リスク分散を図りつつ、長期的に目標リターンの獲得を目指すために資金を複数の資産クラスに配分することを言います。アセットアロケーションは、ポートフォリオ運用で最も重要な決定事項のひとつで、さまざまな方法が提唱されていますが、決まった方法はありません。また、投資家ごとの運用目標やリスク許容度によっても最適なアセットアロケーションは異なります。

【参考】GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と企業年金連合会のアセットアロケーション

出所)年金積立金管理運用独立行政法人HP,企業年金連合会HP

アセットアロケーションのアプローチ例

アセットオンリー・アプローチ
アセットオンリー・アプローチは、投資対象の期待リターンを基準として、ポートフォリオが目標リターンを達成するために最適化された(リスク効率が最大となる)アセットアロケーションを決定するアプローチです。期待リターンと想定リスクの相関係数を加味し、あらゆる配分の候補の中で同じリターンでリスクが最も低くなる組み合わせを有効フロンティアといい、その中からポートフォリオの期待リターンに近い組み合わせを導き出します。

負債対応投資(LDI)
年金基金や保険会社などのように、将来支払わなければならない債務が存在している場合、将来支払う債務に備えた資産運用が必要とされます。このような資産運用には、債務の支払いによって生じるキャッシュアウトフローと資産運用によるキャッシュインフローの金額をマッチングさせる方法と債務の支払いによるキャッシュアウトフローを上回るリターンの獲得を目指す方法があります。

サープラス・フレームワーク
債務の増減を考慮しながら資産配分の決定を行おうとする考え方をサープラス・フレームワークと言います。資産収益率と債務増加率の差をサープラスリターン、その標準偏差をサープラスリスクと言います。債務のマイナスリターンを制約条件として加え、最適化アプローチと同様に有効フロンティアを算出し、その中から目標サープラスリターンに近く、サープラスリスクを最小化する資産の組み合わせを導出します。

リバランスとは

保有資産の市場価格の変動などにより、予め定めたアセットアロケーションと実際のポートフォリオに乖離が生じた場合、元のアセットアロケーションに戻す投資行動をリバランスと言います。年金資産の運用などでは、配分比率に一定の乖離幅が生じた場合に一定のルール(リバランスルール)に従って機械的にリバランスを行うこともあります。

アセットアロケーション(資産配分)の注意点

アセットアロケーションは、一般的に保有資産の時価総額で配分が決定されます。しかし、ポートフォリオの保有資産をリスクファクターごとに分類してみると、意図したリスクとは異なる構成になっていることがあります。そのような場合、時価総額ベースで認識しているリスク以上の時価の下落を受ける可能性が存在するため注意する必要があります。

出所)PIMCO

RECENT ARTICLES

PIMCOの視点

国連の持続可能な開発目標:影響度によるパフォーマンスの測定

PIMCOのESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みの重要な目的の一つは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を対話に取り入れることです。PIMCOがESGへの取り組みを進めていく際、どこに重点を置き、どう説明責任を果たすのか、そして最終的には影響度合いを測る際の枠組みの一つになりうるからです。

ご留意事項

ピムコジャパンリミテッドが提供する投資信託商品やサービスは、日本の居住者であり、かつ法律による制約のない方に対して提供するものであり、かかる商品やサービスが許可されていない国・地域の方に提供するものではありません。

過去の実績は将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。本資料には、本資料作成時点でのPIMCOの見解が含まれており、その見解は予告なしに変更される場合があります。本資料は情報提供を目的として配布されるものであり、投資助言や特定の証券、戦略、もしくは投資商品の推奨を目的としたものではありません。本資料に記載されている情報は、信頼に足ると判断した情報源から得たものですが、その信頼性について保証するものではありません。

運用を行う資産の評価額は、組入有価証券等の価格、デリバティブ取引等の価値、金融市場の相場や金利等の変動、及び組入有価証券の発行体の財務状況や信用力等の影響を受けて変動します。また、外貨建資産に投資する場合は為替変動による影響も受けます。したがって投資元本や一定の運用成果が保証されているものではなく、損失をこうむることがあります。運用によって生じた損益は、全て投資家の皆様に帰属します。弊社が行う金融商品取引業に関してお客様にご負担頂く手数料等には、弊社に対する報酬及び有価証券等の売買手数料や保管費用等の諸費用がありますが、それらの報酬及び諸費用の種類ごと及び合計の金額・上限額・計算方法は、投資戦略や運用の状況、期間、残高等により異なるため表示することができません。