ートフォリオの運用結果を客観的に評価するにあたり、以下のような指標を用いて評価することができます。

超過収益

超過収益とは、運用実績(パフォーマンス)と参照指数(ベンチマーク)との差で、自己のポートフォリオの運用実績(パフォーマンス)が、ベンチマークに設定している市場指数(インデックス)に対して、上(下)回ったのかを表しています。

リスク(リターンの標準偏差)

リスクとは、運用実績(パフォーマンス)や市場指数のリターンの不確かさを言い、リターンの分布のバラつきを示しています。リターンの標準偏差で表され、プラスリターンとマイナスリターンの両方が加味されて計算されているので、リスクは損失の可能性を示す指標ではなく、利益・損失双方を含めたリターンの不確かさの程度を表しています。

トラッキングエラー(アクティブリスク)

トラッキングエラー(アクティブリスク)は、運用結果が参照指数(ベンチマーク)の変動からどの程度乖離しているかを測る指標として、主にパッシブ運用の評価に利用されます。数値が小さいほど、市場指数の変動との乖離が小さいことを表しています。超過収益のバラツキ(標準偏差)を測定することで求められます。

シャープレシオ

シャープレシオとは、リスク調整後リターンを表す指標のひとつです。同一期間において同じパフォーマンスの運用商品を比較して、どちらの運用効率が高かったかを簡便的に評価する指標として用いられます。以下のように求められ、数値が大きいほど運用効率が良いことを示しています。

インフォメーションレシオ

インフォメーションレシオとは、アクティブ運用においてトラッキングエラー(アクティブリスク)に対してどの程度の超過収益を獲得できたのかを示す数値です。運用効率を示す数値のひとつで、数値が大きいほど、運用効率が良いことを示しています。

バリューアットリスク(VaR)

バリューアットリスク(VaR)とは、保有資産の損失可能性を示す指標です。VaRは、統計的手法に基づいて、現在保有している資産を将来のある一定期間に亘って保有した場合、一定の確率の範囲内(信頼区間)で、市場変動によってどの程度の損失を被る可能性があるかを計測した数値です。例えば、保有期間1日、信頼区間99%で計測した場合、100日のうち99日の日次損失額は統計の範囲内に収まりますが、1日は統計上の最大損失額を超える可能性があることを示しています。

この手法では、過去の統計を用いて最大予想損失額を算出していますので、2008年の金融危機のようなイベントが発生した場合に、VaRで算出した最大予想損失額を上回る損失を被ることがあります。

(概念図)

条件付バリューアットリスク(CVaR)

条件付バリューアットリスク(CVaR)とは、ポートフォリオの損失額がある確率水準を上回る場合の平均損失です。VaRは、信頼区間1点での計測に対してCVaRは、設定した確率水準を外れた確率で被る損失の平均損失額を表しています。

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