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短期経済予測

脆弱な移行期 (追加的)緩和政策が下支え

脆弱な移行期 (追加的)緩和政策が下支え

9月に開催した短期経済予測会議(シクリカル・フォーラム)では、世界各地からPIMCOの投資プロフェッショナルがニューポートビーチに集まり、向こう1年間の投資に重要な意味を持つとPIMCOが考えるトレンドを見出すべく、グローバルな市場と経済の状況を議論しました。アジア地域は、PIMCOが描く多速度の世界において、成長ペースが遅い地域に明確に分類されます。中国などの一部の国では経済成長率の絶対水準が依然として比較的高いものの、アジア地域全体は脆弱な移行期に入り、多くの国では経済成長率が低下したり潜在成長率を下回ったりしています。このような状況を踏まえると、政策当局が利下げや通貨安政策を通じて短期的な経済成長を下支えしようとする中で、地域全体の金融環境はさらに緩和される可能性が高いでしょう。

経済見通し

厳しい環境の下、金融緩和の波が押し寄せるアジア

厳しい環境の下、金融緩和の波が押し寄せるアジア

アジア地域での予測における主な変更点として、中国経済の成長見通しをさらに小幅に下方修正し、国内総生産(GDP)の成長率予想を6%台前半に引き下げました。実質借入金利は変化せず高水準で推移しています。日本では昨年の消費増税の延期と日本銀行の量的緩和プログラムの拡大を受けて、昨年後半の定義上の景気後退からの回復をみると予想しています。オーストラリアの見通しにおいては、脆弱な内需、低調な国民所得の伸び、貿易加重為替レートの高止まりという状況を踏まえ、オーストラリア準備銀行(RBA)は向こう数カ月間に政策金利を再び引き下げ、金融緩和を長期にわたって継続することを余儀なくされる可能性が高いでしょう。

Isaac Meng

エマージング・マーケット担当のポートフォリオ・マネージャー


アイザック ・ メン、CFA
シニア・バイス・プレジデント 香港を拠点とするエマージング・マーケット担当のポートフォリオ・マネージャー。主に中国およびポートフォリオ戦略に欠かせない関連地域のマクロ経済と財務分析を担当する。2011年にPIMCOへ入社する以前は、北京のBNPパリバにて9年間勤務、直近では中国のマクロ分析と戦略におけるシニア・ファイナンシャル・エコノミスト兼、統括者として従事。それ以前には、アトランタを拠点としたコモディティー・トレーディング会社であるミラントにて、エネルギー・デリバティブの組成とトレードを行った。また、モントリオール銀行では債券営業の分野で中国の金融機関を担当し、中国銀行にて外国為替のトレーダーとしての経歴を開始した。投資および金融サービス業務経験21年。 北京外交学院にて国際政治の学士号、テキサス大学オースティン校にてMBAを取得。