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Bond Basics
2009年6月
グローバル国債インデックスと
グローバル総合インデックスの比較
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外国債券運用において一般的にベンチマークとして利用されているインデックスにはグローバル国債インデックスおよびグローバル総合インデックスがあります。グローバル国債インデックスはその名のとおり、世界各国の国債のみを対象として構成されている市場インデックスであり、一方、グローバル総合インデックスでは国債以外の債券、すなわち社債やモーゲージ債等が含まれています。歴史的には欧米、また日本においても国債インデックスがベンチマークとして広く用いられていましたが、ここ数年では総合インデックスの利用が拡大しています。

図表1はPIMCOにおける、グローバル国債インデックスと総合インデックスそれぞれをベンチマークとした受託資産額の推移を示したものです。2001年には国債インデックスがベンチマークの大部分を占めておりましたが、ここ数年間で、総合インデックスをベンチマークとする受託資産額が国債インデックスをやや上回る状況となりました。


グローバル国債インデックスと総合インデックスの主な特性を整理すると図表2のようになります。国債インデックスの代表的なインデックスとしてシティグループの世界国債インデックス、総合インデックスの代表的なインデックスとしてバークレイズ・キャピタルのグローバル総合インデックス(いずれも除く日本ベース)を用いています。

グローバル総合インデックスは国債以外の債券を含んでいるため、投資対象は国債インデックスよりも広く、組入れ銘柄数、組入れ国数ともに多くなっています。一方、平均格付けは、国債インデックスの方が1ノッチ高い水準にあります。 

また、総合インデックスにはモーゲージ債、社債などの非国債セクターが含まれますが、こうした非国債銘柄の配分は以下のようになります。

 

米国モーゲージ債は資産担保証券の大部分を占め、資産担保証券ウェイトはインデックス全体の24%にのぼります。なお、図表4に示されるように、米国におけるモーゲージ債、社債の発行は拡大続けており、いずれもその市場規模は国債を上回っています。

 

さらにインデックスの地域別構成についてみると図表5のようになります。総合インデックスでは国債インデックスに比較して米国のウェイトが高まります。これは、総合インデックスに含まれるモーゲージ債・社債は、大部分が米国の証券であるためです。

 

同様に、通貨配分も総合インデックスにおいては米ドルの通貨配分が高まります。

 

総合インデックスにおいては通貨配分における米ドルのウェイトが高まることから、為替ヘッジをかけない運用においては通貨配分におけるリスク特性が国債インデックスとは異なることに注意を要します。

最後に、総合インデックスは、国債以外の債券が時価ベースで約60%を占めており、また、組入れ銘柄数、組入れ国数とも国債インデックスに比較して多いため、リターンの源泉がより分散されています。もっとも、それは同時に、総合インデックスをベンチマークとする運用に際しては、国債インデックスをベンチマークとする運用に比較して管理が必要なリスク要因が増えることを意味します。従って総合インデックスをベンチマークとする運用に際しては、モーゲージ債、社債といったセクターについても十分な運用実績およびリスク管理能力を有する運用機関を選択することが重要となります。

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